謎の体調不良との戦いの歴史:僕の20代を奪った不定愁訴

25才の秋、ちょうど涼しくなったくらいだったかな。

当時Webマーケティングの会社でエンジニアをしていた。

ある日の朝、眠りから覚めて立ち上がると今までに経験したことの無いような激しい右側の頭痛、というか寝違えた痛み?みたいなものを感じて立っていられなくなった。

あまりの痛みによだれが出てしまうくらいで、すぐに会社に連絡し休みをとった。

この時は「寝れば治るかな」くらいに思っていたが、ここから僕の体調不良は30才目前の今まで、約5年間続くことになる。 

  

 

時系列での体調の変化

まずそれまでの僕の体調、というか状況について説明した方がいいかもしれない。

・新卒入社からの1年で転職

まず新卒で入った会社を1年で辞めているが、当時営業をしていてあまりにもしんどかったので心療内科に行ったところ「ADHD(特に注意欠陥)およびASD傾向あり、鬱とは断定できないが、いわゆる自律神経失調症と言えなくもない」という診断結果だった。

(傾向?かも?なんてハッキリしない結果なんだろう...と当時は思ってたけどそういうものらしい)

身体自体は社会人になってからぷくぷくと肥えていたので割と健康だったが、今思い返すと割と苦い味がするような精神状態だったと思う。

・転職先でちょっとずつ回復するも

そして転職した先のWebマーケの会社でも、おそらくそういう傾向が原因で割と精神状態はズタボロだったけど、めちゃくちゃいい会社だったのでちょっとずつ復活してきているところだった。そんな矢先に原因不明の、しかも今度は心ではなく身体に不調がやってきた。

・体調不良の変遷

最初はとにかく頭痛。死にたくなるほどの痛みが永続的に続く。

仕事もずっとは休めないので頑張って向かうが、痛みが酷過ぎて何もできない。

行ったその日にベンチで横になって「あ、気失いそう」と思って当時の上司に電話し、タクシーで病院まで連れて行ってもらった。

この日から僕の体調不良との戦いがスタート。

ここから徐々に悪化していき、痛みは右手親指まで広がっていき、一時期は痛みとそれによる睡眠不足やだるさで起き上がれず思考能力もほとんどゼロになり、ほとんど記憶がない時期もある。

結論からいうと現時点で「75%解決」。

毎日泣きながら、もう死んでしまった方が楽だと思っていた自分に見せてあげたい。

(完全に解決してないよ、と伝えると死んじゃうかも、当時の自分。笑)

それまでの歴史をみなさんに伝えることで、誰かの原因不明の体調不良の役に立てばいいなと思っている。

 

戦いの歴史 

1.医療 

まず頼るのはここだろう。

身体の方についてまずは片っ端から検査を受けた。

頭痛専門みたいなところとか、外科系や内科系も一通り。

特に大きな異常はないですねとか、筋肉をほぐす薬で様子を見ましょうとか。

ほとんどの場合は痛み止めを処方されるだけで終わったかな。

痛みを表現するならば「右側後頭部から首にかけての鋭い痛み」という感じで

筋肉かなぁとか腫れとか脳とか耳鼻科とか色々疑いはあったけど全て問題なし。

 

正直、ここで一旦心が諦めてしまった。

だってね、お金も時間もたくさん使って何も分からないし改善しなかったのよ。

体調不良ってお医者さんに行けば治ると思ってたから絶望だった。

医療に頼って分かったことは「原因不明」ということだけだった。

ここで既に1年くらい使っていたので疲弊してしまっており、

体調不良と痛み止めで戦う日々が続いていて、痛みにも慣れ始めていた。

 

あとは心の問題で身体に痛みが出てくる可能性もある、とのことだったがどんなカウンセリングや診察を受けても症状がよくなくことはなかったし、とりあえず鬱ですかね?みたいな結果ばかりだった。

(ちなみに鬱病で身体に不調が出るというのはよくあることで、身体に出ちゃうと結構深刻な状態みたいなのでそうなる前に病院に行くことをオススメします)

 

痛みに慣れ始めたころ、徐々にその痛みは右腕に広がっていき、痛みにほとんどのエネルギーを吸い取られ思考能力も低下。仕事もできず人に会えない時期もあった。

「このまま治らないかも。死んだ方がいいかもしれない」

まさか身体の不調でこんなことを考えるなんて思わなかった。

 

2.生活習慣

医療では何も分からなかったので、一旦諦めたもののやっぱり毎日が辛い。

ちょうどこの辺りでフリーランスになり、若干生活習慣が崩れたのもあったのでそれを治したら少しは改善するか?という期待を持って色々試した。

というかこの時期に相談した人に"生活習慣が悪いだけだろ"って言われて悔しくてじゃあ全部完璧にしてやろうと思ったってのも大きいんだけど笑

結果としては"効果ナシ"。

試したことと言えば、

・早寝早起き&定時寝定時起き(半年くらい)

・寝具変える&引越し

・禁煙&禁酒(4ヶ月くらい)

・食生活(3ヶ月くらい、栄養士に頼んで完璧にした)

・運動(1年くらい、ジム,キックボクシング,ランニング,筋トレ,ストレッチなど)

などなど。本当に悲しいくらい効果がなかった。

日光浴びるとか風呂に浸かるとかもやってみたりしたけど効果なし。

もう絶望ですよ。ここまでして体調不良って何?ってなったもん笑

 

3.民間/非科学療法 

ここからはヤケになってたというのもあるけど、徐々に一般的ではない分野にアプローチしていくことになる。

試したことは下記の通り

 

・マッサージ

一定効果はあった気がするけど、すぐ元に戻っちゃうのとお金がかかり過ぎる、そしていいマッサージ屋とそうじゃないとこの引きにも依存するので数回で断念。

 

・整体

これもマッサージと同じ。保険適用で安いところはあるしおすすめはしやすいかな。

ただやっぱり当たり外れ問題から逃げづらいので、あたりを引けるならいいかも。

 

・鍼

これかなりよかったと思う。高いけど。

少なくともその日は体から余計な力が抜けてよく眠れた。けど、あくまでなんとなく良くはなっただけで根本の治したいところにはアプローチできず。

 

仙骨まくら

ダルビッシュさんも同じような体調不良を抱えていたらしく、その動画をYouTubeで見て購入。なんとなく効いた気がする。

けど、同じようなことをストレッチローラーで代用できそうと思いそちらを購入。結果的にもそっちの方が自分には効いた。

ダルビッシュさんいわく、科学的なものは一通り試してダメだったからそれ以外も片っ端から試したところこれが良かった、とのこと。

そうか、体調不良を治すためには手段を選ばすとにかく試し続けることが大事かも?というマインドをここで得た。

 

・筋膜はがし

筋膜リリースのストレッチローラーを購入。

これはかなり良かった。おススメです。安いし。

体全体の筋肉を自分で解せるようになるので、定期的に低コストでメンテナンスできます。

いちばんよかったのはアマゾンとかで売ってる3点セットみたいなやつ。

特にボールみたいなのがちょうどいいところに届くのでオススメ。

 

・肩甲骨はがし

これは現在進行形でやっているが、まぁちょっとは体が軽くなるかな?という程度。

肩とか首のコリは改善する気がする。

 

・漢方

俺が飲んだのはアシュワガンダというストレスにアプローチできるらしいやつとか、あと偏頭痛にきくやつとかね。体感としていまのところほとんど効果なし。

 

・市販薬

コリホグスとかドキシンとかの筋弛緩系の薬を試して、これはまぁまぁ効果あった気がする。体の余計な緊張がなくなるから寝つきもよくなる。

んだけど、常用する薬じゃないな〜と思ってるのでどうしても強張りとかで眠れない人がたまに使う、みたいなのがいい気がするな。

あとは痛み止めを痛すぎてどうにもならない時につかってる。

治療ってよりは対症療法だから、解決にはならなかった。

 

・気圧との関係

 これは最近、気圧計を買って調査中です。

 

・除湿機

湿度も体調に影響するとのことで、50%前後くらいに安定させるために最近購入。

あんまり効果は感じてないけど、部屋の居心地は抜群によくなったし肌荒れもなおってきたので普通におすすめ。アイリスオーヤマ白い巨人ってやつがコスパよかった。

 

・メガネ

視力があんまりよくないのに裸眼で、目を酷使する仕事でもあるのでたまにつけるようにしてるけどまぁまぁ楽になった気がする。

視力の悪い状態でピントを合わせようとするとかなり目に負担がかかる感じがするので、目が悪い人はぜひ(俺に言われなくても普通そうするんだろうけど笑)

右目が斜視だからそれでモノを見る時に負担かかってる気もするので、斜視を治した方がいいかもしれない、と最近思っている。

 

4.たどり着いた今の答え

とりあえず適度に体を動かして筋肉が固まるのを防ぐこと、あとはボディバランスを整えることに挑戦してます。

特にボディバランスは昔に左足の前十字靭帯を切った影響で膝をかばう癖がついてるっぽいので、それで体に影響が出てるな〜と整体の人とも話してます。

 

あと最近ちょっと頸椎椎間板ヘルニアを疑ってます。

MRIとかレントゲンとか過去とってもらったことあるんだけど、もっかい行ってみようかなと。 

 

とりあえず挑戦はやめずにいつかの万全の体調を夢見て試行錯誤していきます。

 

また新しい情報があれば、随時追記していきます。