私は仕事では人事(組織開発)を、プライベートではクラブイベントをやったりしてます。その中で最近なんとなく自分が大事にしてることが明らかになってきた。
"居心地"です。
なんで居心地が一番大事なんだろうな〜と考えてみると、
"ずっと居心地の悪い人生"を送ってきたからなのかもしれないな、と思ったので
人生を振り返りつつ"居心地"について書きます。
所属してきたコミュニティの居心地
誰でも生きてきていくつかのコミュニティに属してきたと思う。
自分の所属したコミュニティを振り返ると、結構振り幅が大きかったな〜と思う。
幼少期
・小学校
ここは記憶も薄いしいろんな人もいたけれど、なんとなく今思い返すと同じくらいの生活水準の家庭同士が仲がよかったのかなぁと思う。
ゲームとか遊戯王カードとか、塾とか習い事とか、共有できる遊びが似てくるからなのかなぁ。
自分は恐らく一般的にいう中産階級くらいのコミュニティに属していたと思う。
ただ、なんとなくこのコミュニティの人達はスクールカースト上位っぽくて偉そうで、今はもう会ってないので今思うと他に居場所がなかったから仕方なく居た感じだったのかな。他の友達と遊んでる方が楽しかった気もする。
・塾
当時の友達が私立の学校にいくというので、その親にうちの親も唆されて俺もその気になって塾に入った。
その塾では小学校ではいじめられたり存在感のない人ばっかりだったけど、そこは先生も面白くて割と居心地がよかった記憶がある。
でも今思うとちょっと周りを見下して偉そうにしてたかもしれない。
このメンバーとも今ではもう会っていない。中学に受かった後すぐ疎遠になったから、ただ同じ空間にいただけなのかもしれない。
・祭
3歳から最近までやっていて(怖いおっさん達とかしがらみがめんどくさすぎて3年前に辞めた)割と自分のトラウマにもなっているコミュニティ。
すぐキレる酔っぱらった大人と喧嘩至上主義の世界。そこにいる年の近い先輩達もやんちゃで、定期的にいじめのターンが回ってくるような感じだった
正直大人も先輩も怖くてよく分かんなくてずっと居心地が悪かったんだけど田舎特有の雰囲気でなかなか辞められなかった。
年上の男の人に基本的にビビってしまう性格はこのコミュニティで育った気がする。
思春期
・中学/高校
中高一貫の私立だったから、割と金持ってて育ちいい人が多かった。
この6年間はかなり平和だったし、居心地もよかった気がする。
もちろんちょっと真面目すぎるなとか、勉強好きだなみたいな違和感はあったけどそうじゃない人もいたし賢い人って面白いんだなという気付きとかもあった。
いじめる側、いじめられる側になったこともあったけど今思えばそんなに長く続かないし暴力とかではなかったからマシな方だったのかな。
まぁ見た目への強いコンプレックスはここで植え付けられてしまうのだけど。
・部活
中学校の時だけバスケをやってたんだけど、高校でも続けるかって時になんか合わずに辞めた。(一貫だから続ける人は中3引退後、高校の部活に合流する)
当時は練習がキツかったからだと思ってたけど、今思い返すと部員達と合わなかったんだと思う。
何を喋ったかも覚えてないし、チームとして何かを成し遂げたみたいなこともないし今会う友達は誰もいない。
まぁまぁ地域では強かったからバスケ自体は楽しかったけど、辛い練習を乗り越えるほどのコミュニティの楽しさみたいなものはなかった。
・ライブハウス
私立で堅い雰囲気に嫌気が差していたのか、元々音楽が好きだったのかは分からないけど、友達の誘いでギターをはじめてそれがやがてバンドになった。
そのきっかけをくれた奴は難病を持ってて、当時聞いた時は衝撃だったけど今もいろんな災難に合いながら強く生きているので尊敬しているし、人の痛みが分かるすごく居心地のいいやつだった。
中高ではバンド=不良の文化が強かったから変な目立ち方をしたりもしたけど、ライブハウスに通うようになってからまた新しい繋がりが増えた。
ライブハウスにいる大人はちょっと怖かったけどかっこよかったし、何より近隣の高校でバンドやってる人たちと繋がってそいつらと遊んでる時がとにかく楽しかった。
中高では過去にあったことや付き合った相手とか先生との関係とか成績、部活とかいろんなしがらみがあったけど音楽の仲間はそういうのナシでフラットに付き合えたからよかったんだと思う。
ここの仲間とは今でもよく遊ぶし、非常に居心地のいいコミュニティだと思う。
・大学
関西の私立の大学に行ったんだけど、知り合いが1人もいない中でのスタートだった。
はじめて0から人間関係を作るいい機会になったけど、普通に寂しかった。
バスケとリア充軽音のサークルが合わなかったりして、最終的には居心地のいいサークルにたどり着けて友達もできた。
ゼミは自分と違う世界の人たちに囲まれたけど、意外と居心地は悪くなかったかもしれない。
どこか自分を抑えていた部分はあった気がするけど。
でもこの時はやっぱり地元最高だと思っててよく実家帰ってたなぁ。
やっぱり地元の居心地には勝てなかったような気もする。
大学で出会った人たちは育ってきた環境とか社会背景がみんな全然違ったからお互いに持ってる偏見とか固定観念みたいなものがぶつかる時もあった気がする。
・新卒で入った会社
営業会社だったし、喋れてノリがいい人が正義みたいな世界だったので居心地は最悪。
同期ともあんまりウマが合わなかったな。大学の合わなかったサークルに雰囲気似てた。
なんかこう、人を選んだり見下す感じというか。そう感じただけかもしれないけど。
・2社目
ベンチャーだったから割と風通しはよかったけど、イイ奴が多すぎて逆に合わなかったのかもしれない。
居心地がいいってのは良い悪いというより相性の問題なんだなって思った。
すごい良い環境だったはずだし、みんな優しかったし雰囲気もよかったから。
でもなんかこう大事なとこが合わなかったんだろうな。
ここで「同じとこにい続けると結局居心地悪くなっていくのでは?」と思って独立。
いろんなところに顔を出すみたいな形式に変更。
今思えば昔からこういう人付き合いだったから、向いてるのかも。
割と心も平和で、余裕もある気がする。
気分によってコミュニティを選べる
(これは自分勝手すぎる行動なのでおすすめできない、人によっては誠実じゃないと思われるから)
結論
というような経験から、自分の中の結論は以下。
「金、時間、心が自由で余裕のある状態」であれば居心地がいいんだな、と。
続きはまた次回