"自己肯定感"なんていらない

自己肯定感というキーワードがよく聞こえてくるようになった。

なにかモヤモヤとしたものを抱えながら生きている人なら、

調べてみたり本を読んだことがあるかもしれない。

 

自分も自己肯定感がかなり低い方で(そのくせプライドは高いが)

それで悩んだ時間も長かったし勉強してきたので、

なんとか獲得できないか奔走していた時期もあった。

 

加えて僕は企業の人事なので仕事上で取り扱うことも多いのだが、

今のところの結論は

"自己肯定感なんて必要ない"

です。それについて殴り書いてみます。

 

 

そもそも自己肯定感とは?

自己肯定感とは何か。

これは結構難しい問いなんだけど、一般的に語られているのに近いのは

 "自分という存在自体に価値があると判断している感覚"

かな。

前向きに受け入れている、いいものと捉えている

みたいな表現でも間違ってはないかな。

似たような言葉としては

自信、自尊心、自己効力感、などがあるけれど

どれも微妙に意味や使い方が違うので気になる方はこちらの記事へどうぞ。

自己肯定感とは? 自己肯定感が低いとどうなるの? - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア

 

自己肯定感はなぜ大事だとされているのか

自己肯定感が高いといいよ、というよりは低いと弊害があるよ、というのが正しいと思う(あくまで私見ね)

例えば自分を肯定的に見れないと

・頑張っても仕事うまくいかないだろうな

・どうせあの人は自分のこと好きになってくれないだろうな

・この失敗はやっぱり自分がダメな人間だからだ

みたいに、全ての原因を自分というダメな存在のせいにして、

かつそれは変えられない事実なので何をやってもダメなんだ

みたいな人生になってしまう。

 

一方自己肯定感が高ければ

・頑張れば俺はきっとできる

・どうしたら自分のことを好きになってくれるだろう

・この失敗を活かして次は頑張ろう

というように、次の行動に向けた思考が働きやすい。

 

つまり自己肯定感が低いと行動のやる気を失わせる思考が働き、

高いと行動を阻害する思考が働きにくくなるんだな。

(ちょっとだけ極論ね。詳しくはちゃんと本とか読んでね)

 

じゃあ自己肯定感は高い方がいいし、高めたい!となるのが自然。

だけどそんなに簡単なことじゃないんだ。

低い人には痛いほどわかることだけど、これがとっても難しい。

 

自己肯定感を高める方法はたくさんあるけれど...

自己肯定感を高める方法は色々あるらしいし、調べればすぐに出てくるが

正直にいうと自己肯定感低いマンの俺からすれば

「それができりゃ苦労しねえよ....」

という内容ばかり。

それに結構周りの環境にも影響を受けやすいので、

特に大人になってから高めるのは結構至難の技。

というか"あ、無理だなこれw"と俺は思いました

(なかなか高くならなくてめちゃくちゃしんどかった)

 

色々試してみてむずいなっていうのももちろんあるけど、

自己肯定感って要は自分を好きになる必要があるなと思ったんです。

よっしゃ〜と最初は意気込んでたけど、ふと冷静になって考えた時、

"そもそも嫌いな人を好きになれって言われて好きになれるのか...?"

となったわけです。結果、俺は無理だなと思いました。

 

結論①:自己肯定感は無理に追い求めなくていい

なので結論、一旦そんな難しい感覚は無理して追いかけなくていいと思います。

使うエネルギーと実現可能性とか得られる効果がアンバランス過ぎる。

自己肯定感が低い人が高くしようとすると難易度が高いから挫けやすくて、

その挫ける度に自分に失望するから、より低くなってしまう可能性とかもあるし。

何より得られないものを追いかけるのってめちゃくちゃしんどいのよ。

経験がある人もいるかもしれないけど、追いかけてる途中がとにかくしんどい。

死ぬまでに手に入るかも分からない。だったら幻だと思って一回捨ててしまおう。

自己肯定感は蜃気楼のようなものだ。

 

補足:絶対に無理だと思ってる訳じゃなく、あくまで低い人が高めるのは難易度が高く時間もかかるので俺はコスパ悪いなと思って一旦諦めた、ということです

 

 

代替案

でもやっぱり辛い人生はどうしても嫌だ、困る。

自己肯定感をあげなくてもなんとかマシな人生にならないかな?

と考えてきたことを以下に追記します。

 

 

①自己受容力をつける

自己肯定感の獲得が難しいのは、スキルというより価値観や感覚に近いってのも理由としてあると思う。

なので代替可能なスキルをここで紹介する。

 

"自己受容力"という言葉を聞いたことがあるだろうか。

英語だとセルフコンパッションかな。

(これについて学ぶのにはDAIGO先生のYoutubeがおすすめです)

 

自己受容力とは"あるがままの自分を受け入れる力"である。

 

 

うん、そう。ここで自己肯定感の低い人は

「ありのままの自分を....無理ゲーっぽいなこれも...」ってなる。

俺もそうなったけれど、これは確信をもって言える。

あくまでこれは思考力なので、技術として身に付く。間違いない。

そして何より少し上達するだけで人生が楽になるので、

ずっと耐えてやっと前進、みたいな修行でもない。

ぜひこの技術を少しだけでも身につけて欲しい。

 

 

ここで大事なのは"受け入れる"ということ。

受け入れる、というのは決して肯定するわけではない。

例えば

・サボり癖がある

・すぐに飽きてしまう

・すぐにイラついてしまう

・すぐに人と比べてしまう

・時間を守れない

・人の目を気にしすぎてしまう

みたいなのが自分だったとする。

(全部自分のことなんだけど書いたら若干落ち込んだ)

 

こんな自分を好きになれ、ってのはまぁまず無理だと思う。

だから好きにならず、肯定もしない。

でも"嫌わない"、"否定しない"、"それが自分だと受け入れる"。

これができると、心がスッと楽になる。

 

 

すみません疲れたので後ほど追記します...