嫌なことを吐き出す、ということ

昔はいろんなことに文句を言ったり、誰かを責めたり

不平不満をぶちまけたりするのがすごく簡単だった。

 

 

でも大人になるにつれて(こういう表現は嫌いだけど)

いろんな人のいろんな事情が背景が見えたり、

自分が想像もできなかった社会の構図があったり、

何かを一方的に悪く言うことが難しくなった。

 

これっていいことなのかもしれないけれど、

もしかしたら自分の中に少しずつ溜まっていってるのかもしれないと思った。

 

 

言いたいことを言えばいいんだよ、という意見は基本的には嫌い。

誰かをむだに傷つけたり物事が前に進まなくなったりするから。

 

でも一方で、たまには思ったことをそのまま言った方がいいのかもしれない、と思う。

 

 

頭の中に浮かんだことを言葉に出すときに、僕の頭の中では

・誰かを傷つけないか

・偏見やイメージなどが混ざっていないか

・他の側面から見た場合にどうか

・これを言葉に出すことに意味や価値はあるか

などがばばばっと出てきて、それをチェックしていく。

 

きっとその過程で僕の想いや感情はちょっと削られてしまう。

そうなると、それはなかったことになってしまう。

 

 

これってなんか体に悪いのかもしれない、と最近思う。

ストレス、というほど大袈裟ではなくても溜まっていってそう。

 

 

それに感情とかって無視され続けると諦めて出てこなくなる。

何考えてるか分からないとか、楽しい?って聞かれるのってこれなのかもしれない。

 

 

かといって思ったこと全部口に出すのはやっぱり違うなと思っている。

と思いながら、今は思ったことをそのまま書いている。

 

 

ここ数年、感情にフォーカスして生きていこうとは決めたものの

まだまだ理屈に囚われているなと思った夜でした。