【逃げの転職】新卒で入った会社を1年で退職した話

僕は新卒で入った会社をぴったり1年で辞めました。

当時はすごく恥ずかしいことだと思っていたし、割と病んで辞めたのであんまり振り返らないようにしてたのですが

そろそろ過去に決着をつけていかないと健全な生活が送れないんじゃないかと思っているので、ここに供養したく書き出しています。

 

就活から入社まで

僕は関西の4年制の大学の経済学部だったので、いわゆる総合職という間口であれば大体が会社選びの対象だった。

周りは割と大企業志向だったので銀行とか商社とか広告代理店みたいなところを目指す人が多かったし、自分もその辺はなんとなく受けた。

でもまぁコミュニケーションがかなり苦手だったのもあって就活はあんまりスムーズにいかず結構苦労した。まぁそれはいいとして

 

当時かなりコミュニケーションに課題を感じていたので、

「このまま人と円滑な会話ができないと生きていけないかも」

という思いでなんとか能力を伸ばせないかばかり考えていた。

 

だから

「あ、そうだ、営業とかやったらコミュ力伸びるかも!営業やろう」

ということで営業を目指すことにしました。

そしてまぁ売るなら好きなものがいいなということで音楽系。

そこに無事に受かり、入社することになりました。

 

補足:

就活が苦手、と感じている人には色んなタイプがいると思うけど、

喋ることがあんまり得意じゃないとか、嘘をついたり作り話が苦手な人は、心から行きたいと思う会社を探すことから始めてみるといいと思う

そうすると面接でも事前に用意した内容じゃなく心から言葉が自然と出てくるので頭の回転とか求められないし、変な対策もしなくて済みます

本当に行きたい会社を探すには徹底した自己分析が必要なんですけど、もし自己分析で困っている方がいれば相談してください、いくらでも時間作ります(暇です)

 

入社してからのしんどさ

僕が入社したのは割と昔ながらのTHE営業という雰囲気の会社で、

新規顧客の獲得がメインだった。

研修では飛び込み営業もやったし、アプローチもテレアポメイン。

こんなの入る前からちょっと調べれば分かるはずだけど、

入社する前は都合のいいところだけみようとしてたなぁとやや後悔。

 

まあやっていく中で結果が出ることもあって喜びの瞬間もあったけど、

基本的には毎日誰かと喋らないといけないし、知らな人に飛び込んでいかないといけない仕事だったのでコミュ障の俺にはかなりきつい仕事だった。

かかってきた電話に一番に出ないといけないってのもしんどかったな〜

(今も電話はできれば出たくない...)

 

辞める、を決めるまで

毎日めちゃくちゃ仕事がストレス、というのもあったしそれが続いていると人間心がおかしくなるもので心療内科にも行ったりして

(ここではADHDと自閉の傾向が発見されて、1つの転機にもなった) 

このまま続けるのは無理そうだな、と思ってから辞める理由を探し始めた。

 

辞める理由を探し始めた、というのは心のどこかで

「たった1年で会社をやめるなんてありえない、恥ずかしい」

という気持ちがあったからだと思う。

妥当性がなければ辞めちゃダメだな、と思っていた気がする。

 

辞める理由としてあがってきたのは

・数十年働いても給料があんまり上がらない

・労働時間が長い

・営業やってみて向いてない気がした

・10年くらい同じことをし続けるなと先輩を見て感じた

・関西から東京に戻りたい

・もっと変化の多い環境で働きたい

・自分の強みを活かした仕事がしたい

・楽しくない、どちらかというと辛いだけ

 などなど。

 

今みると辞めた方がよくね?とも思えるけど、

当時は「全部言い訳っぽいなぁ」という気がしてた。

だから理由を挙げ続けて辞めるべき理由をずっと探してた。

 

そして結局辞めることを決意したのはきっと

「今のしんどい環境から逃げたい」

というシンプルな感情からだったと思う。

 

上司に伝えたところ、

まぁ確かにしんどそうだししょうがないか、

みたいに割とスムーズに受け入れられた。

きっと自他共に居場所じゃなかったんだなぁと思う。

良い人もたくさんいたから育ててもらってすぐ辞めるのは心苦しいところもあったけど、やっぱ続けらんないわということで退職しました。

 

会社を辞めたい人に僕から伝えたいこと

ここからは「やめたい」と思った時に考えてみて欲しいことを書きます。

やめるべきかやめないべきかなんて本人次第だとは思うけれど、

なんかこう気の迷いとか、勘違いで退職してしまうこともあるなぁと思ったので。

なので「これだけは考えてみてくれ」というものを書いておきます。 

 

退職には色々な理由があると思うけど、大きくはこの2つかなと思う。

なので自分がどれで辞めたいのかを考えてみて欲しい。

 

1.ミスマッチ

これは自分と会社(もしくは仕事)の相性が悪いことによる退職。

こればっかりは会社は変わらないから自分が変わるしかないんだけど、

自分の大事にしている部分とずれていたら正直どうしようもない。

そしてミスマッチが起こる原因としても大きく2つかなと思う。

 

A.入社の時点でずれていた

これは自分のことをよくわかっていなかったり、面接官に虚言や誇張があったりすると起こる。

もちろん入ってみないと分からないことってたくさんあるしね。

 

B.働いてみて会社が、もしくは自分が変わった

入社した時はマッチしていたけど、社長や上司が変わったり会社の方針が変わったりなどでミスマッチになるパターン。

これは結構ベンチャーとかに多いし、そんなに珍しいことでもない。

そしてもっと起こりやすいのは自分が変わったパターン。

実際に働いてみて、いろんな人と接してみて、日々生きていて人間の考え方や価値観って結構変わるし、気づくこともたくさんある。

そうなると当然同じように会社が変化するわけでもないので、ミスマッチが進んでいく。

 

2.単純にやばい会社

これは問答無用ですぐ辞めるべき。

やばい会社っていうのは例えば法的だったり倫理だったりそういうのが欠如している会社のことだけど、自分がこの会社やばいかもと思ったらやばいです。

これに気づくためにはいろんな会社の人と話すことが大事なので、人に相談してみてください。

ネット上の掲示板とかで晒してみるだけでも気づけるかな。

 

この2パターンでどっちに当てはまるのかをまずは考えて欲しくて、

ミスマッチの場合はさらに掘り進めて以下を考えてみて欲しい。

 

ミスマッチの場合にも要素があって、もしかするとそのミスマッチは

同じ会社内での異動とかで解決する可能性もある。

 

大きく分けて

1.人と合わない

2.仕事と合わない

だと思う。

 

人と合わないの例としては

ex.社長や上司と合わない

これは多分やめるしかない。

けど、人間って結局深く付き合ってみないと分からないし、 

役職持つ人って立場上アウトプットが誤解されやすいので、

見極めるのはすごく大変かなと思う。

なんとなく合わないっていう感覚も大事だけどね。

ex.チームの雰囲気と合わない

ほとんどの場合、どんなに小さい会社でも全メンバーと接して仕事する人はいないので

普段一緒に仕事する人は限られてくると思う。

その人たちと合わないけど、他の部署には仲良い人がいる、とかだったら

異動したらもしかすると状況がいっぺんするかもしれない。

 

仕事が合わない例としては、

ex.長所を活かせない

例えばミスなくきっちり仕事を遂行するのが得意な人が、

曖昧で成果がわかりづらい仕事をするとうまくいかない。

もちろん逆もしかり。

自分の得意なことなんてないよ、と思ってる人も多いけど

得意って大体は"自分が意識せずに行っていること"の中にあるので

人に聞いてみるとわかると思うよ。

もしそういうものがなくても苦手なことはあるはずなので、

苦手を仕事にはしないように気をつけよう。

得意な人に任せた方が世界はうまくまわります。

ex.動機に共感できない

これはビジョン共感とかも含まれるけど、

"誰にどんな価値を提供しているか"

"どんな世界を目指しているか"

に共感できないと、金を稼ぐ雑用になってしまう。

もちろんそれでいい人はいいんだけど、どうせならちょっとでも

やりがいのある仕事がいいよね。(と筆者は思っている)

だからそこにあんまり共感できない仕事はやめておこう。

 

 

そしてもう1つ。

今の仕事を"やりたくない"という気持ちについて考えて欲しい。

なんでこんなに考えて欲しいって伝えたいかというと

それを通して自分のことを理解できるからなんです。

別にここまで考えるほど転職が重いものだとは思ってないんだけど、

やっぱり同じような転職を繰り返すのはあんまり得しないと思ってるので

いい機会だと思って深く考えてみて欲しい。

 

やりたくない仕事について気をつけて欲しいこととしては、

本当にやりたくないのかそうじゃないのかを問うて欲しいということ。

 

1.本当にやりたくない、自分の人生をそこに使いたくない

これはもう仕方ない。やめていいと思う。

だって自分の人生なんだからやりたくないことに時間を奪われちゃダメだ。

 

2.思うように成果が出なくて、進まなくてやりたくない

これは一旦立ち止まって考えてみて欲しい。

仕事してりゃ誰だって必ず停滞するタイミングがくる。

だってそんな簡単な仕事ばっかりじゃないもの。

うまくいかない時期って絶対にくる。まじで絶対。

でも人間って怖いのは、うまくいかないことを自分の能力のせいにはしたくないので

無意識に"俺はやりたくないから成果が出ないんだ"って思おうとするの。

これはねえマジで無意識だから自分では気づけない。

だからやりたくないと思ったら、うまくいってないからそう思ってるのでは?

と一度自分に問いかけて欲しい。

それを乗り越えた先に自分の人生があったり、

しんどくても頑張りたいという気持ちがあったりするのなら

一時的に目の前が暗くなっているだけかもしれない。

 

 

以降は気が向いた時に更新します

 

・すぐ辞めることのデメリット