経営者の気持ちなんて一生分からない

よく「経営者目線を持て」って感じの話を聞くけれど、

究極無理だなって思う。近づけはするけど。

 

経営企画室で仕事をしてると、結構な頻度で経営者と優先順位の認識がずれることがある。そんでもって特に違うのは「お金」の感覚。

 

ある経営者に相談したら「給与を支払う側にしか見えない景色があるからね」とのこと。自分の財布かそうじゃないか、そういうことなのかもしれない。

 

ちょっと話がそれるけど。

スタートアップやベンチャーの経営者がポケットマネーで資金面の危機をクリアするってのは割とよくあることだと思ってて、そういうのって従業員は知らなかったりする。

家族もいるのに平気で貯金切り崩して数百万とか突っ込んだりしてる。

それで従業員に給料あげてくれって言われてるの見るとおお大変だな...と思ったりもする。

まぁ見えてないだけから誰が悪いとかじゃないんだけど。

 

会社は儲かっていても倒産するということも知らない人も多いよね。

キャッシュが足りなくて黒字倒産が起きることは全社会人、とくにスタートアップやベンチャーのメンバーは全員知っててもいい現実かもしれない。

 

営業もマーケもエンジニアも経験した自分からするといろんな部署のやんごとなき事情やそれぞれの主張は痛いほど伝わってくるし、一方で経営企画室としては代表の危機感も普段から浴びている。

 

会社として、組織として、危機感の共有は大事な要素だと思っていて

最近とくに組織マネジメントにおいて課題だなぁと感じることが多い。

 

強い組織ってなんだろうなぁ。